* シバザクラの病害 *

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シバザクラの病気を知る!

徹底した病害管理

シバザクラに限らず花物植物はどうしても病気が発生しやすいです。
植物には動物のような免疫能力(血流)が無いために、同じ病気に何度もかかってしまいます。
病気を絶対に出さないことは不可能ですが、病気になり難くすることは可能です。
植物も人と同じで健康であれば病気にかかり難くなります。
弊社ではシバザクラがいつも元気で居られますように、徹底した管理を行っています。

















 ◆ シバザクラの病気対策 その@
 シバザクラの病気を予防する方法に、薬剤の散布があります。
では、どんな薬剤を使ったらよいのでしょう? 何の病気か? によって散布する薬剤は変わってきます。
例えば、インフルエンザにかかった時に、風邪薬を服用しても効果は無いでしょう。
病名が解ればもっとも良いのですが、その判別は難しいです。
弊社の病気に対する対処方法を すこし紹介します!
左の写真は、葉が茶色く変色し、どうも何かの病気にかかってしまったようです。
よく見ると根元の方の変色が酷いようです。
何やら菌糸のようなものが見えます。
それを培地上で培養してみます。
培地の中で菌糸が伸び始めました。
同心円状に拡がっていることが解ります。

※ 中心の白いものは病原菌の栄養源としておいた麦です。
  病原菌は基本的に栄養が無いと繁殖出来ません。
すっかりシャーレ一杯にまで拡がりました。

では、どの薬剤が効果があるのか検証してみましょう!
同じようにシャーレ内に菌を培養させ、今度は事前に周辺に薬剤をしみ込ませた麦(栄養源)を置きます。

効果のある薬剤の周辺には、菌糸は張らない(張り難い)はずです。
菌糸がだんだんと伸びてきました。

何やら菌糸が、下の薬剤(麦)には伸びることを嫌がっているように見えます。
どうですか?
写真の上と下の薬剤(麦)には明らかに菌糸が伸びていないようです。
これは、これらの薬剤は、この菌に対して効果があったと言えるのでは無いでしょうか。
そこで、さらに菌糸が伸びたところに、この薬剤を追加で置いて見ます!
どうなるでしょう??

なんと、菌糸が死滅してしまいました。
これはもう明らかに、この薬剤はこの病原菌に対して有効であったという証拠です。

つまり!シバザクラの管理には、この薬剤を使用することが効果的であると言えます! (^^♪
 

植物病害の防除の基本は、その植物の病名を知ることは基本です。 
しかし、病原菌が何かのかを突き止めることは、専門家でも難しいことです。
ならば!
病名を知る必要は無いでしょう! 
どの薬剤が効果があるの?
これだけを知ることが出来たら、植物の管理には活かせるはずです!!
 
こんなことを考えながら、効果的なシバザクラの管理方法を見出してます!



先ほどの病気に対して、現場でやってみましょう!
試験するために、わざと病気を放置し、ある程度の病気の規模になるまで待ちます。

この試験区を2か所設けて、一報には薬剤散布、もう一方には無散布とします。


散布から2週間後、どうなったでしょうか?




たったの2週間でこの差がでました。 散布区はこの後、もっと緑色になりました。





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